チルホールの使い方
機種によって解放レバー、前進レバー、安全ピンの位置が違います。各機種の操作方法はこちらへ
準   備 T-7の場合で説明します
@台付けをします。
台付けをされる時は、アンカーフックに正しく台付けワイヤロープをかけてください。
正常でない場合には、フックおよび本体の故障や事故の原因となります。

台付けが完了しましたら、台付けワイヤロープがアンカーフックから外れるのを防ぐために、必ずアンカーフックのセフティキャッチが掛かっていることを確認してください。

台付けをする場所は、最大能力の2倍以上の耐力が必要です。
また、途中で滑車を使用する場合には、
D//d≧20の式に従って用いてください。
Dは滑車ピッチ円径、dはワイヤロープの外径を示しています。
A解放レバーを解放にセットします。
B専用ワイヤをロープガイド側から慎重に入れます。真っ直ぐに無理せずに入れます。
必ず、ワイヤロープ挿入前にキンク・素線切れなどがないかを確認してください。
もし、ワイヤロープに異常がある場合には、そのまま使用されますと危険であるうえに、故障の原因になりますので、必ず専用ワイヤロープの新しいものと交換してください。
Cワイヤが張るまでアンカーフックから引っ張り出します。
引っ張り出したワイヤロープ(アンカーフック側)は、キンク・損傷防止のため、ワイヤロープリールに巻き取るなどして管理してください。
D解放レバーを戻します。
解放レバーを入れたまま放置しないで下さい。スプリングが弱くなることがあります。
バックレバーを解放したままでの操作中断・保管はしないでください。
バックレバーのスプリングが弱くなり、故障の原因になります。
操   作
Eハンドルを前進レバーに差し込んで操作します。
パイプハンドルは、必ず専用のものを使用してください。
微動作業以外は、パイプハンドルをできる限り大きく動かしてください。

前進レバーとバックレバーを、同時に操作しないでください。
チルホールの使用中には、バックレバーを解放しないでください。

チルホールご使用の時に引っ張り出したワイヤロープのキンク・揖傷防止のため、ワイヤロープリールに巻き取るなどして管理してください。
F後進の場合は、ハンドルを後進レバーに差し込んで操作します。
バックレバーを勢いよく操作しますと、指づめ・指にかすり傷をするなどの危険がありますので、ゆっくりと行ってください。
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使用の前後には、グリースを注油して下さい。
メンテナンスのしかた

危  険  注  意
操作ミスなどにより大事故につながることがあります。ご使用には充分に注意をお願いします。
本使用の前に、使用説明書を読み、何度か練習されることをお勧めします。
牽引挽作中には、荷の下やその周辺に近づかないでください。
本体のケースが押し付けられるような台付けはしないでください。
ケースが変形し、正常に作動しません。台付け用具から本体、ワイヤロープ、荷物または滑車等が一直線になるようにしてください。
使用方法を誤った場合、死亡または重傷を受ける危険性があります。

手動チルホールの使用例 PDFファイル
手動チルホールの使い方 チルホールX-5取扱説明書
メンテナンスのしかた チルホールT-7取扱説明書
チルホールでよくある質問 チルホールX-13取扱説明書
サービススティーション チルホールTU-16取扱説明書

岡山県高梁市成羽町
下原453−2

危  険  注  意
当製品は、最大能力より大きな荷重をかけての使用はしないでください。
また最大能力には、振動などによる偏荷重も考慮に入れてください。

最大能力の2倍以上の操作力が3本体に作用した場合には、安全ピンの耐力を上回り安全ピンが切断することにより、本機の安全装置が働きます。
これにより、牽引操作が不能になるとともに、お客様に作業が危険であることを警告します。
ワイヤロープに基準以上の荷重がかかりますと、破断強度を超える力となり、ワイヤロープが破断することがあります。
最大能力より大きい荷重をかけないでください。
安全装置としての安全ピンは、本体に予備が人っていますので、説明書の要領にて交換してください。
操作中以外に一時操作を中止する場合には、必ずパイプハンドルを前進レバー・バックレバーから取り外してください。
チルホールを連続操作しますと、本体及びワイヤロープに熱を持ち、いくら操作しても荷重が牽引されない現象が時に発生することがあります。
この場合は、直ちに操作をやめ、本体を冷却するためにTIR Mlグリースを注油してください。
その後、牽引作業に入ってください。
チルホールは決して分解点検をしないでください。
ワイヤロープを鋭利な角部に当てて作業しますと、大きな強度低下がみられますのでしないでください。
先端角度(α°) 120 90 65 45
ロープ破断荷重の低下率(%) 30 35 40 47

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